仙波chanとの出会い
	1991年の３月、私は北海道・美瑛にいた。 　その日は天気が悪かったのか、どこにも行かず、ＸＣスキーもせず、うだうだを決め込み、宿の中で昼寝と手紙を書くのを繰り返していた。 　夕方前、たまった手紙を出しに郵便局に行き、宿に戻る時のこと・・・。 　宿に向かう道を離れ、新雪の中へラッセルしていく女性がひとり。 　Ten「そこの宿に泊まる人ですか？」 　Sen「はい」 　Ten「その先に側溝があるので落ちますよ、宿はこっち」 　Sen「・・・ははは、（無言　固まっている）」 　これが仙波chanとの出会いであった。 　これがもとで話がはずみ、この日は翌朝３時頃まで話し続けた。

	松山という街
	仙波chanは松山出身・在住（当時）の女性である。 　仙波chanに出会う前、松山には１度だけ行ったことがあった。ただただ暑くて、松山での良いイメージは全くなかった。（ひねくれて道後温泉に入らなかった奴も悪いが・・・） 　仙波chanと出会った年の夏、私は再度松山を訪ねた。仙波chanは期待通り、まともな場所は案内しなかった。これが私の松山好きに火を付けた。やはり彼女は偉大である。 　それ以来、集会の時まで松山を４回訪れている。

	当て馬
	それ以来、私は集会を松山で開きたい・・・と常々思っていた。 　実際、第１０回の集会に限らず、集会候補地に松山は常に推されていた。悪く言えば、当て馬的な存在で、お金と距離に邪魔されて別の候補地に決まってしまうのが常だった。 　ところが、第７回の広島、第９回の飛騨のように遠かったり、行きづらい所でも人が集まることが証明され、第１０回は記念集会だし松山で・・・とすんなり決まってしまった。 　それ以来、「お金がそれなりにかかっても、来たい奴は来る」というのが私の持論。 　「それなりに・・・」の額が問題。

	寝起き
	集会当日朝８時、パパからの電話で起こされた。 　「今、どこからかけとんねん」 　「今、松山空港に着いたところや・・・」 　前日、仕事が長引いた彼は午前様で自宅に戻った。 　それから寝ると寝過ごすかも知れない・・・。彼はその夜寝なかった。 　自宅のある横浜から始発に乗り羽田空港へ、空席のあった始発・松山便に乗ったとの事。 　宴会まで沢山できてしまった時間で、精力的に観光すれば気合の入った旅の兄ちゃんということになろうが、彼曰く・・・ 　「暇じゃあ、何をすればええんじゃあ」 　何せ、まともな旅をしない連中である・・・。

	松山入り
	惰眠をむさぼっていた私とてんよめも昼頃には起きた。 　午後３時に羽田を発つ松山便に乗り、松山空港に午後５時頃到着。 　松山空港から市内行きのバスに乗って、宿のあるＪＲ松山駅前に午後５時半頃に着いた。 　時間に余裕が無い・・・、遠路はるばる松山まで酒を飲むだけに来た感じである。

	宿にて
		宿にチェックインする前、駐車場を覗いて見た。林くんの車が無い、コンchanのバイクが無い・・・、こりゃ参加者は少なさそうだぞ。 　しかし、チェックイン時に伝言が入っていた。 　パパ、林くん、藤井chan・・・、おーっ、来とるやないけ。妙に感心する私。
	部屋を出る前に記念撮影

	集合→乾杯
	集合はいよてつそごう・地下１階のミスタードーナツ前である。 　市電に乗り、松山市駅へ向かう。集合時間には間に合った。 　ここで集まった方を紹介しましょう。（初参加は青色表示だ）

	参加メンバー一覧
	てん	今夜は記念集会だ。むくむまで飲むぞ・・・。
	てんよめ	上のむくむまで飲む方へ・・・、 やめなさい、体弱いんだから。
	恵理ネエ	大阪から河内さんと飛行機でやってきた。
	河内さん	恵理ネエと２人、精力的に観光したようです。
	仙波chan	今回の宴会幹事、四国での集会を誰よりも喜んでいた。
	藤井chan	金が無い割には、珍しく飛行機を利用して参加。
	とーだいsan	以前より関西の飲み会等でお馴染み。
	林くん	大阪から高知へ飛び、そこからバスで松山へ。 ただじゃあ、転ばんなあ。
	パパ	結局、集合時間まで街の中を徘徊してたそうな・・・。
	仙波さん	とーだいsanの大学時代の知り合い、酒豪。

	松山といえば・・・「助角」
		宴会会場は松山市民には有名（？）な居酒屋「助角」で行われた。仙波chan・たかくらと飲む時はいつもここだった。 　この日、鳥串の付け合わせで出て来た青とう（ししとうとも言う）には当りが続出。 　大当たりはてんよめに出ました。
	宴会会場前で

	節目に乗じて
	松山集会で１０回目という節目の集会を迎えた「ばこばこ銭函の会」。 　節目節目でその回数を誇張する会ほどロクな会ではないのだが、やっぱり嬉しい。 　その節目に乗じて、２つほど集会における方針が変わった。 　１つは、総帥の交代。総帥が私から藤井chanに変わった。 　もう１つは、これまでの集会は全てユースホステルで集まっていたのを、一般の宿に変更したことである。 　会を立ち上げたのが私ということもあって、これまでの集会は私とてんよめのみが全集会に参加していた。でも、この後家族が増えたら、過渡期には集会に出れないぞ・・・と危惧していた。とっとと総帥を誰かと交代して過渡期に備えよう というのが交代の理由である。 （実際、この危惧は次の集会で当たることになる。） 　利用する宿を一般の宿に変えたのは、会員の平均年齢が上がっているし、皆さんそれなりのお金がある、旨い酒も飲みたい・・・等々の理由で前々から出ていた話だった。 　次の集会場所が決まる前にこちらはすんなり決まってしまった。

	ちょっとひと休み
		松山の土産と言えば、やっぱり瀬戸内の名菓・モダンな和菓子「母恵夢」（ポエム）です。 　会社へ、家族へのお土産にどうぞ
	ついに１本切れてしまった。

	・・・で、次の集会はどないすんねん
	今回もまた次の集会の場所がなかなか決まらない。 　何せ、まともな旅をしない連中である。それぞれの意見が全て違うのだ。 　ユースホステル利用をやめて、一般の宿を利用することになったため、選択肢が余計に広がってしまったようだ。 　そこで林くんが切り出す。 　「一般の宿なら、うちの地元へきませんか？」 　確かにする事・行く場所に困った時は、人の家に押しかけるのが常道である。同じ感覚で言えば、人の庭を荒らしにいくのも良い手かもしれない。 　しかも、彼の地元は伊勢である。関西・関東の中間にあって集まりやすい。Ｇｏｏｄだ。 　この話にとーだいsanも乗ってきた。 　「伊勢だったら、赤福氷が食べれるなあ。」 　おいおい、伊勢と聞いて１番に出てくるのが赤福氷かい。 　何せ、まともな旅をしない連中である。しかし、これが女性陣の興味に火をつけた。 　やはり女性陣は甘いもので釣るのが一番のようである。 　次の集会は伊勢志摩に決まった。

	おまけ、翌日の行動
		宴会終了後に解散。とーだいsanと仙波さんは帰路に着いた。残った面々はとりあえず宿に帰り、翌朝再び集合して道後温泉に行くことになった。 　私にとっては松山５回目にして初めての道後温泉である。しかし観光者向けの方ではなく、市民向けの方に入ったことを付け加えておきます。（当然でしょう・・・） 　でも、藤井chanと林くんはちゃんと観光者向けの方に行きましたよ。
	温泉の前でスパークする４人