国道415号線｜R415｜雨晴海岸｜千里浜なぎさドライブウェイ｜気多大社｜寒鰤｜ホタルイカ｜花見｜紅葉

　富山から氷見までの富山湾沿いを走る区間。
　何度も何度も左折・右折を繰り返し、何本かの道を繋いで国道に昇格させたのが
明らかにわかる道です。道は細めで、回りが水田なら良いですが、両脇が民家に
なると圧迫感を感じて、少々走りづらい道でした。
　R8（富山市田伏）からR415に入ると、そこは水田地帯のど真ん中。水を張り
終えた水田、降り続く雨、それなりに風情がありました。東富山駅を過ぎると
道は一旦細くなり、神通川大橋の前後３〜４キロが片側２車線（でも、何故か
橋は片側１車線）となります。富山港線の踏切を越える辺りまでが、富山市内の
沿道で栄えていたところで、この区間だけ道の流れが悪かった。
　新湊市に入る辺りから、海沿いを走るのだが、堤防が高く、海を見ることは
できない。堀岡発着場（市営渡船）入口を過ぎると、富山新港南側の底辺部分を
走ります。片側２車線のむっちゃ走り易い道ですが、沿道には何もなく、風景は
殺風景の一言。底辺部分を過ぎて、万葉線の中新湊駅付近まで来ると、ここが
新湊市内の沿道で最も栄えている場所。生活色を久々に感じることができます。
　新湊市街地を過ぎ、庄川を渡ると、高岡市に入ります。
　国道の橋と並行して、万葉線の鉄橋があるのですが、少し長めの鉄橋を１両の
路面電車が通る姿はなかなか圧巻。鉄分の濃い人なら、１枚撮りたくなるのでは？

　→ 万葉線のサイトへGo！
　→ 富山ライトレールのサイトへGo！

　（2009.01.24補足 by Ten）
　そういえば、富山港線って数年前に富山ライトレールに移管されたんですよね。
　国道415号線がその線路を跨ぐ軽快電車を一度見に行かねばなりませんね。

　北陸初の全面人工芝球場として開場したスタジアム。
　三万人収容可能なスタジアムは日本海側にある球場で最大です。
　「アルペンスタジアム」というネーミングは当時では斬新で、地方球場の中に
おける富山の知名度を向上させ、開催試合数を増やすことに貢献しました。
　でも、最近は．．．。（詳細は以下のリンクを辿ってみてください）
　→ 「富山アルペンスタジアム」の紹介ページ（村内移動）へGo！

　新湊市内の海沿いの道で見つけた洋菓子屋さん。
　何もない海沿いの道に、ぽつんと洋菓子屋さんが建っていたので、むっちゃ
気になった。（誰も「惹かれた」とは言ってません−笑） このお店、誰が利用
するんやろか？

　灯台sanも書いている通り、国が推し進めた愚策の跡です。
　港が出来たために分断された往来を補填するため、越の潟と堀岡間に市営渡船が
行き来しています。堀岡港の近くでは、港建設で分断され、その後廃止された
富山恥骨射水線の跡が残っています。
　→ 富山恥骨のサイトへGo！

　ここ数年、東北にばかり出掛けていて、北陸地方は少々ご無沙汰の感があるの
ですが、うちが最初に旅をしたのは北陸地方（金沢）だし、結婚10周年の記念旅行も
北陸（富山、金沢）だった。そんな訳で、少なからずこの地方には縁を感じてます。

　同じ北陸地方にあって、金沢は兼六園や美しい和菓子など「華」があるのに対し、
富山は地味に扱われがちですが、立山連峰が育む美味しい水があり、富山湾は豊富な
水産物を産み、金沢の「華」に負けない「味」のある街だと思っています。
　そんな富山でのお薦めの味を紹介します。

　富山にはうちが勝手に認定する「イチゴジュースの美味しい店」ベスト３の一店が
あります。（その他は、帯広と伊豆・河津です）　国産イチゴにこだわるお店のため
美味しいイチゴジュースやイチゴパフェを楽しめるのは冬季限定（5月頃まで）。
野球シーズンと重ねづらいのが残念なのですが、それでも、パフェだけを求めて
冬の富山に行きたくなります（笑）。

　→ 富山市の「COCONUTS ISLAND」さんのサイトへGo！

　富山出身のsaburiさんから紹介されたお薦め店。
　お店のサイトに記された「富山市石屋にある『甘党の店』」という表現が何とも
嬉しいぢゃないか（笑）。富山市街からは車で15分前後、周辺には家並みよりも広い
田圃が広がる、長閑な雰囲気の場所にお店は建つ。店内から望める立山連峰が美しく
特に、冬から春にかけて、晴れた日に見れる雪を被った立山連峰の美しさは見事。
　前述のCOCONUTS ISLANDで頂くパフェは見た目で圧倒されるのに対し、こちらの
パフェは何とも上品で美味しい。

　→ 「ART&CAFE 胡風居」のサイトへGo！

　富山に来ると、どうしても「富山湾の海の幸」に目が行ってしまいがち。
　でも、肉も美味いんです。出張で一緒に作業をした同僚の御兄弟が富山在住と
いうことで、市民お薦めの焼肉屋に出かけてみる。立ち寄ったのは富山駅前にある
「富山育ち」というお店。JA全農とやま直営のお店で、富山の名水と米が創り出した
「とやま牛」や「とやまポーク」を味わうことができます。同僚には「美味い肉が
お安く頂ける」と薦められたものの、ランクが上のお肉や、希少部位のお肉を注文
すると、お財布に響くかも知れません。

　→ 「富山育ち」のサイトへGo！

　紹介するのは、富山市役所と富山警察署の間にある「鶴喜」という、うどんが
メインの麺処。ランチタイムしか営業しておらず、お昼時には周辺の官庁、企業に
勤めるサラリーマンで満席に。たまたま相席した方に伺ったのだが、富山市街では
一、二を争う麺処なのだとか。評判に違わず、腰の強い、みずみずしいうどんは
美味しかった。ざるに盛られたうどんは少量に見えるが、結構ボリュームがある。
　「並」サイズでも十分にお腹いっぱいになります。

　→ 「鶴喜」の紹介サイトへGo！

　国道41号線沿い、富山市笹津地区にある食堂。
　お店の外観からはなかなか入ろうとは思えないお店だが、ここは富山市では有名な
爆盛系のお店。あのギャル曽根も食べたという大きなオムライスが看板メニュー。
各誌の取材が入るのは、「オムライス（超特大）」で、1200円也。
　オムライスの他にも、うどん、そば、定食類とメニューは豊富で、大きな唐揚げが
ごろっと5つも入った定食もオムライスに負けず劣らずボリューミーだ。

　→ 「大衆食堂 島田」の紹介サイトへGo！

　国道41号線沿い（富山市経堂）にあるケーキ屋さん。
　美術館を彷彿とさせるようなスタイリッシュな建物が素敵です。
　種類が豊富で、いずれも完成度の高いケーキは「富山で唯一、東京や神戸等に
出店しても肩を並べられるパティスリー」と富山市民の間でも評価が高い。

　→ 「ラ・メゾン ド ジュン」のサイトへGo！

　富山駅から富山ライトレールに揺られること20分、岩瀬浜に到着します。
　この周辺には、江戸時代に北前船の寄港地として栄えた頃を偲ばせる古い街並みが
残っています。その街並みの中に大塚屋という老舗の和菓子屋があり、大塚屋の
看板商品は三角どら焼き。その名の通り、普通は丸いどら焼きが三角形に作られて
います。大きさも手頃で食べやすかったな。形状ばかりに目が行きがちですが、
味もお薦め。皮が香ばしくて、美味しいどら焼きでした。

　→ 「大塚屋」の紹介サイトへGo！

　岩瀬の大町通りにある森家（国指定重要文化財）は、日本海で活躍した北前船の
廻船問屋。屋久杉の板戸、能登産黒松のはり、囲炉裏を飾るロシアの琥珀、土間には
小豆島産の巨大な1枚岩、日本海交易で活躍した北前船廻船問屋森家は、各地の富を
集め3年の歳月をかけて明治11年に建築されたもので、当時のたたずまいを残す
東岩瀬廻船問屋型町屋の一つです。 （富山市観光ガイドより抜粋）

　→ 氷見市の割烹「しげはま」さんのサイトへGo！

　富山市中心部、富山城址公園横を流れる松川では遊覧船が運航しています。
　江戸初期から明治後期にかけて、最大の通商路として賑わった神通川の歴史を
偲びながら、富山市内の７つの橋をめぐる遊覧を楽しむことができる。松川沿いには
ソメイヨシノが460本植えられており、「日本さくら名所100選」にも選ばれた桜の
回廊を遊覧船から眺めようと、花見の季節には多くの人がお花見遊覧船を楽しむのだ
そうです。遊覧船の運航は三月下旬〜十二月上旬の季節運行となります。

　→ 松川遊覧船のサイトへGo！

　ちのchanに薦められたお寿司屋さん。
　カウンターのみのお店で、お客さんに寿司に集中してもらうために店内は何と
禁酒禁煙。そして寿司を握ってお客さんの前に置く時、必ず「え゛いよっ！」と
板さんが叫ぶ（しかも必ずワンクッション置いて）。ばい貝や鰤、甘えびがウマー
だったそうです。

　お店のサイトを確認してみると、確かに「禁煙」「禁酒」は本当のようです。
　（ただし、禁酒なのは総曲輪店のみ）
　また、市内に数店舗が点在しており、店舗によってカウンターのみだったり、
座敷があったりと形式が異なる。12月に立ち寄った時は、鰤、カワハギ、白エビの
握りが抜群にんまかったです。

　→ 富山市の「寿司栄」さんのサイトへGo！

　富山は名水の里でもあります。
　県内のあちこちに名水が湧き出る箇所があり、富山県内を車で走る時には珈琲を
野点できる道具を持っていくことをお薦めします。

　加賀−越中−能登を結ぶと言う壮大な計画の基に設立され、挫折した会社です。
　終点の越ノ潟の前には、「○百億円のつりぼり」として悪名高い富山新港(*)が
できてしまい、これ以上能登に向かって延ばすのは無理だもんなあ。
　昔は富山新港を舟で渡ると富山地鉄の駅があって、富山に出れたんだけど、
こちらは廃止になってしまいました。

＊ 作ったは良いけど全然船が寄港せず、ゼネコンを潤しただけと言う公共事業の
　 典型みたいな事業。ただし海釣りには好適だそうで、防波堤には釣客が並ぶ。

　高岡市内に入ると、庄川沿いに一旦南下しますが、氷見線を越えた後に再び北上
氷見市を目指します。高岡市街地（といっても少し外れだけど）で少しだけ片側
２車線の区間がありました。
　雨晴海岸沿いがこの区間のハイライトか？
　展望台や駐車場が整っているので、立ち寄り易い感じがしました。

　雨晴海岸を過ぎると、海からも外れて、氷見市街まで両脇に人家の続く狭めの
道。人家はそこそこ途切れることなく、氷見市街まで続いています。

　高岡市内を北上し出して、一つ目の交差点を左折した直後にあったお店。
　沢山の車が止まっていたので、繁盛店であろうと確信。
　但し、それらの車がサクラだったら・・・、うちは知りません。

　比較的長めのアーケードが市街地を南北に伸びています。
　時折、目を惹く面白い店もあったりして楽しませてくれます。
　また、色々な魚のキャラクターが辻、辻で迎えてくれて、ボタンを押すと色々
しゃべってくれて楽しいですよ。タコ八君によろしく！

　冬、富山の味覚を代表するのが氷見の寒鰤。
　年が明けた頃からが本格シーズンとなり、鰤を求めて、多くの観光客が集まる。
　氷見市街にある「しげはま」さんは、鰤の部位を余すところなく食べさせてくれる
割烹で、全ての部位を楽しめるコースは一人10000円也。少し部位を減らしたい、
人数に応じた量にしたい．．．等、こちらの要望に合わせて対応してくれます。
（村長亭も最初は予算に合わせて、二度目はフルコースで頂きました）
　しげはまさんの鰤、毎年訪ねて頂きたいほど、美味しかった♪

　→ 氷見市の割烹「しげはま」さんのサイトへGo！

　氷見市街から少し羽咋の方へ進んだ場所にあるケーキ屋さん。
　氷見市民病院の近くと行った方が分かり易いかも知れません。
　三角屋根で、メルヘン調の建物が目を惹きます。芝生があって、水辺があって、
素敵な庭がある、少々不便な郊外に立地している理由がわかるような．．．。
　どのケーキもシンプルでバランスが良い．．．と地元の方々に評判のお店です。
　店内にイートインスペースも設けられています。

　→ パティスリーシュンのサイトへGo！

　これまでの海沿いを走る区間からは一変、能登半島を横断する区間です。
　途中の峠越えは緩やかに、峠越えの前後は美しい水田地帯の中を快走できる
区間です。氷見側は交通量が少ないのですが、羽咋に近づくに連れて交通量が
多くなり、車の流れも若干ですが悪くなります。また、観光案内の看板も目立ち
始めます。「気多大社」と「なぎさドライブウェイ」、羽咋市の一押しスポット。
　羽咋側の水田が綺麗だった、ダムがあったりと変化も多く、楽しめました。

　羽咋市街で見かけたカレー屋さん。
　国道156号線を越えて、羽咋駅側に向かったところにあります。
　いい店構えでした。時間が時間だったら、きっと入ったことでしょう。

　創建二千百年の歴史をつづる大社です。
　一万坪の「入らずの森」と日本海に囲まれた素敵な空間となっています。
　→ 気多大社のサイトへGo！

　「車を運転する者は皆、この道を走ることが夢である」といっても過言では
ないでしょう。約８キロに渡って、車でも走ることが可能な、非常にしまった
砂の海岸が続きます。打ち寄せる波の音を聞きながら、窓を全開にして、車を
走らせた時の気分はもう最高です。

　この村からもリンクを貼っているJoeさんのホームページでも、この国道に関する
情報を紹介しています。写真付きで、非常に見やすいページです。
　この国道に限らず、その他の国道／旅情報が満載ですので、是非こちらも参考に
なさっては如何でしょうか。ちなみに、Indexより「旅日記」に入るとお目当ての
国道情報のページに入れます。